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私が珈琲を好むようになった理由

私は珈琲が好きだ。
あまり飲みすぎてはいけないと思いつつも、1日3杯は欠かさない。
昔はもっと沢山のんでいた気がする。
その当時一日何杯飲んでいたかは、数え切れないくらいとしか答えようがない。
珈琲を飲まないとなんか落ち着かない。
不安になる。
たまにコーヒーは体に悪いという記事を目にするが、私にとってはコーヒーを飲めずにいらいらするほうが体に毒である。
私はタバコは吸わないが、喫煙者がどれだけ喫煙の危険性について教育や警告を受けたとしても、なかなかタバコをやめない、やめられない、というその気持ちは推測するにあまりある。
そんな私が始めてコーヒーを飲んだのは、小学校4年生のころであった。
私の両親はコーヒー好きで、毎朝朝食時にブラックコーヒーを飲んでいた。
その彼らのコーヒーを一口飲んだのが、いわゆるコーヒー牛乳を除けば、私の記念すべきコーヒー一口目である。
それは酸っぱかった。
コーヒーは苦いものと聞いていたが、苦味よりも酸味を強く感じたので意外だった。
当時は知る由もなかったが、今考えれば、その両親が飲んでいたコーヒーというのはモカだったであろうと推測される。
さて、ほろ苦いコーヒーデビューを飾った私だったが、それ以降はしばらくコーヒーを口にすることがなかった。
次にコーヒーを口にしたのは中学校1年生の10月のことであった。
その日は模擬試験があり、日曜日の朝から受験会場である近所の大学に中学校の友人たちと一緒に受けに行った。
中学1年ということで試験科目は3科目しかなく、試験は午前中で終わった。
その帰り道、みんなが自販機の前で立ち止まった。
さて、みんな自販機で思い思いの飲み物を購入していく。
私も何か飲みたい気分ではあったが、いまいち心に訴えかけてくる商品がない。
炭酸飲料という気分ではないし、お茶という気分ではなかった。
そこで目に入ったのが缶コーヒーである。
その缶コーヒーは当時テレビコマーシャルで盛んに宣伝されていた新製品で、私はその缶の美しいデザインが好きであった。
また、男子中学生らしく、そのカタカナの商品名もなんとなくかっこいいと思っていた。
そこで私は、数年ぶりにコーヒーを飲んでみようと決意し、その缶コーヒーのボタンを押した。
出てきた缶コーヒーはつめたいものであった。
ミルクと砂糖が入っているだろうから、数年前に飲んだコーヒーよりは飲みやすいだろうと信じて、缶のふたを開けて、口にした。
おいしかった。
びっくりするくらい、というと大げさだが、コーヒーはまずいと刷り込まれていたこともあって、コーヒーって意外とおいしいという印象を持った。
それ以降、私は急速にコーヒーに傾倒していく。
まずはいろんな種類の缶コーヒーを順番に試していった。
私のコーヒー遍歴の大きな転機となったのは、高校に入ってからのことである。
私の所属していた部活のたまり場が、とあるコーヒーチェーン店に決まったからである。
他の高校生と言えばファーストフード店にたまるのが定番であったが、ジャズ研というちょっとひねくれたものを好むひねくれた集団であったため、他の高校生たちと自分たちを差別化したかったのであろう。
毎日のようにコーヒーチェーン店に入り浸るようになり、私は気づけば大のコーヒー好きになっていた。

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